こんにちは。瑞穂市のホワイトエッセンス吉田歯科医院です。

突然ですが、みなさんは、ご自身の歯ならびが気になったことはありますか？
たとえ、歯ならびについて気になることや、かみ合わせが悪いという自覚がおありの方でも、
「歯列矯正といえば、子どものうちに行うものでしょ。」
というイメージが強い方が多くいらっしゃるようで、

「歯ならびは気になるけど、もう大人だしな…。」
「大人になってから矯正をはじめても、きれいになるの？」
など、「大人になってからでは、矯正治療はもう手遅れだ。」と、諦めている方がいらっしゃいます。

大人だからといって、矯正治療をはじめるのに、遅いということはありません。むしろ、歯ならびを改善することによって、たくさんのメリットを得ることができます。

そこで、今回は、当院でも積極的に行っている、「成人矯正治療」について、お話させていただきます。

大人になってからでも矯正治療はできます！

矯正治療ができるかどうかは、年齢で判断するのではなく、歯ぐきや歯を支えている骨など、周囲の組織の状態が健康であるかどうかで診断されます。大人になってからでも問題なく治療を行うことができます。
実際に、80歳のご高齢者様が矯正治療を実施したという例も報告されているんですよ！

小児の場合は、歯の生え変わり時期や、成長過程に合わせて、矯正治療を開始する最適なタイミングがありますが、歯の成長が完了している、成人の場合には、気をつけなければいけない時期は、特にありませんので、年齢を気にすることなく、いつでも矯正治療を開始することができます。

成人の矯正治療で大切にしたいことは、「いつ開始するのか。」ではなく、ご自身のライフスタイルや、ご希望とする歯ならびの仕上がりを考慮しながら、「どのような方法が適しているのか。」「どんな仕上がりを希望しているのか。」「どの程度の期間に完了したいか。」などを意識し、担当の歯科医師と相談の上、計画的に行うことが大切です。

成人と小児の矯正治療の違いって何？

小児矯正治療は、5歳〜7歳頃など、発育途中にある時期のお子さまであれば、顎の骨を広げ、歯を抜かずに歯を並べるためのスペース作りをすることができます。
その際使用する器具は、取り外し式のため、お食事やオーラルケアがしやすかったり、見た目や発音が気になる場合には外すことができるメリットがあります。

10歳を過ぎると顎を広げることが難しくなるため、大人の矯正治療と同じ方法が適用になる可能性が高くなります。ですが、発育途中のお子さまの顎の成長や生え変わり時期を利用することで、歯の移動が早く、大人と比べて比較的短期間に矯正治療を終えることができます。

成人の場合は、すでに顎や歯の成長が完了していますので、小児と比べて歯の移動に時間がかかる場合があります。また、状態によっては、抜歯が必要になるケースもあります。

「歯列矯正といえば、子どものうちに行うもの。」というイメージが根強く残っているのは、そうした治療完了までの期間の短さや、歯を抜かずに済むことなどからきているのではないかと思います。
しかし、お子さまが小さいと、自分から矯正治療を希望されることはあまりなく、ほとんどのご家庭が、親御様の判断により開始されるケースが多く、矯正治療は、お子さまご自身の努力が、治療を成功させる非常に大きなポイントになるため、なかには、「継続することが出来ず、矯正治療がスムーズに進まない。」というケースもあります。また、歯ならびの状態によっては、お子さまでも抜歯が必要な場合もありますし、治療完了までにかかる期間も、成人と変わらない場合もあります。

どちらも、顎やお口の状態によって、治療完了までにかかる期間や抜歯が必要かどうかの判断は異なりますので、一概に、子どものうちに矯正治療を行わなければいけないという訳ではありません。

成人矯正治療の方法は？

マウスピース矯正「クリアアライナー」

マウスピース矯正｢クリアアライナー」は、ちょっと硬めのペットボトルのような、薄いプラスチックで出来ており、目立ちにくく、取り外しもできますし、痛みや違和感も比較的少ないと言われています。また、金属を使用していないので、金属アレルギーの心配もありません。

1週間で0.25㎜ほど歯が動くので、それに合わせて新しいマウスピースに交換していきます。
すきっ歯や前歯のねじれといった部分的な矯正が得意なところも、マウスピース矯正のメリットです。治療期間は、個人差がありますが、早い方で半年、平均すると1～2年前後くらいになります。ワイヤー矯正治療よりも、費用を抑えられるケースもあります。
また、マウスピースタイプのため、歯の矯正治療をしながら、ホワイトニングも同時に行えるメリットもあります。
デメリットとしては、歯ならびの状態によっては、適応ではない場合があります。特に抜歯が必要な症例などでは従来のワイヤー矯正治療の方が適していることがあります。

また、個人差はありますが、通常のワイヤー矯正と比べて、緩やかに歯を移動させますので、治療期間が長くなることもあります。元々の歯ならびにより個人差がありますので、誰もが長くなるといったわけではありません。
それに、マウスピースが歯を一層覆うため、噛み合わせを緊密にすることが困難な場合もあります。

他にも、自分で装着しなければ歯が動くことがありませんので、お食事中以外は、睡眠時間も含めて、1日最低18～20時間以上装着する必要があり、これにはご自身の努力が必要になります。

従来のワイヤー矯正

ワイヤー矯正とは、｢ブラケット｣と呼ばれるボタンを歯に取り付け、そこにワイヤーを通して、動かしたい方向に適切な力をかけ、少しずつ歯を動かし、歯ならびを整えていく、矯正治療法の中で最もスタンダードな矯正治療法です。

ワイヤーにかける力で歯を動かすため、前後だけでなく、上下の移動など細かな調整が可能となり、基本的にどの方向にも歯を動かせたり、大きな力がかけられます。そのため、適応範囲が広く、「マウスピース矯正の適応ではない」と診断された方でも、ワイヤー矯正なら改善する事が可能となる場合があるなど、幅広い歯ならびに対応しています。
また、歯の移動速度がマウスピース矯正より早いため、矯正治療完了までの期間がマウスピース矯正と比べて短くなる場合があります。

デメリットとしては、歯ならびの状態によっては、抜歯を行う必要があったり、装置の見た目が気になることもあります。
また、取り外し式ではないため、歯みがきやお口のケアがしにくかったり、お食事や日常生活の中で、お痛みが出たり、装置でお口の中を傷つけてしまうことがあります。

お痛みに不安を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、お痛みがつらくて矯正治療を中断された方は、今まで当院でもいらっしゃいませんので、その点はご安心ください。

成人矯正治療を行うことで得られるメリットは？

1, 見た目の印象が改善され、笑顔に自信が持てる
2, 歯みがきやオーラルケアがしやすくなる
3, 虫歯や歯周病を発症するリスクが低下する
4, 心臓病、脳卒中など、全身の病院の予防につながる
5, かみ合わせが改善する
6, かみやすくなり、消化を助ける
7, 顎のゆがみが改善され、顔のゆがみや顔貌が変化する
8, 顎の成長に左右されないため、歯科医師の指導のもと正しく行えば、治療のスケジュールが予測しやすく、予約の管理がしやすい

このように、成人矯正治療を行うことで得られるメリットは非常に大きく、みなさんが日常生活を送る上で、より笑顔で、心豊かに、そして健康に過ごしていただけるために大切なメリットばかりです。

成人は、急激に歯に圧をかけると、歯へのダメージが大きくリスクを伴いますので、一定の期間をかけて、少しずつ歯を動かす必要があります。そのため、小児と比べると、治療完了までの期間はのびる傾向にありますが、それでも平均で約2〜3年ほどです。
成人と小児のどちらも、歯ならびやお口の状態によって、治療法から期間、抜歯の必要性、費用など、個人差があり、治療の流れにも幅があるのが矯正治療なんです。

「子どものうちから矯正治療をやっておけば良かった…。」
という方もいらっしゃるかもしれませんが、このように、大人の矯正治療は、気になった時にいつでも開始することができますよ！

当院では、｢日本矯正歯科学会認定医｣という専門資格を持つ矯正歯科治療専門の歯科医師が矯正治療を行っており、お子様から大人の方まで、年齢を問わず幅広く行っています。
無料カウセリングも随時行っており、お客様のご要望やご質問を伺い、しっかりとご説明させていただき、同意を得られてからしか、矯正治療を開始いたしませんのでご安心くださいませ。

歯ならびを整えるのに、遅いなんてことはありません。ぜひ、矯正の無料カウセリングの機会をご利用ください。

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