｢歯石取り｣と歯の｢クリーニング｣は、何が違うの？

こんにちは。瑞穂市のホワイトエッセンス吉田歯科医院です。

当院は、全国各地で展開しているデンタルエステサロン｢ホワイトエッセンス｣の岐阜県加盟医院です。

当院では、ホワイトエッセンスが実施する「歯のクリーニング｣で、皆様のお口の健康や美しさを維持増進することに力を入れており、長年にわたり、当院でも大人気のメニューとなっております！

「歯のクリーニング｣は、治療などの際に行われる「歯石取り」のことだと思われている方が多いのですが、実はいくつか違う点があります。また、『歯のクリーニングは保険適応ですか？、どんなことをするのですか？』などの質問をお受けすることがあります。

そこで今回は、保険診療で行われる｢歯石取り｣と、「歯のクリーニング｣の違いについてお話させていただきたいと思います。

1 〈保険診療で行う歯石取りとは？〉
2 〈歯のクリーニングとは？〉
- 2.1 〈どうして保険診療と自費診療があるの？〉
- 2.2 〈どちらを行えば良いの？〉

〈保険診療で行う歯石取りとは？〉

保険診療で行われる歯石取りは、主に歯周病を治すことが目的で行われる治療行為です。

歯茎の炎症の有無や、歯周ポケットの深さを測定したり、レントゲンで歯周病の進行度合いを診査するなどした上で、｢歯周病である｣という状況、つまり「病気である」という診断をされると、保険が適応されます。

気にされる方が多い、ヤニや茶渋は、歯周病などのお口の病気の発生には直接的な影響はなく、病気の悪化にも繋がりません。見た目の改善となりますので、保険診療では基本的にはお取りしません。

あくまでも病気の原因となる歯垢や歯石の除去や、歯面研磨を行うまでとなります。

そして、何度か歯石をお取りしていき、経過が良好になっているか確認が必要になります。その為、複数回来院していただく必要がありますので、結果として、歯のクリーニングより費用が高くなってしまうこともあります。

〈歯のクリーニングとは？〉

「歯のクリーニング」は、歯周病などの病気の有無や年齢に関わらず、どんな方でも行うことが出来ます。

ホワイトエッセンスの歯のクリーニングは、一度で全ての汚れを取りきりますので、通院回数の心配は要りません。

バイオフィルムと呼ばれる細菌の膜を除去しますので、ヤニや茶渋も取れ、美しくツヤツヤな仕上がりになります。

また、定期的に歯のクリーニングを継続することで、汚れが着きにくくなり、お口の病気になるのを予防し、より美しく健康的な口内環境を保つことが出来ます。

歯はもちろんのこと、歯茎や舌のケアなど、審美的観点と予防的観点から、より総合的にお口のケアをする為、自費診療となります。施術に使用する機材も、保険診療で使用するものとは異なり、痛みや不快をほとんど感じません。

近年では、｢歯のクリーニング｣は、お口の中だけにとどまらず、全身の疾病予防やウイルスへの感染リスクを抑える事に大変効果があるとされています。

〈どうして保険診療と自費診療があるの？〉

皆さんが受けられる内科などでの健康診断は、自治体や職場の補助で、必要最低限の検査を受けられる場合があると思いますが、より細かく検診する人間ドックは自己負担となります。「より詳しい検査で万全の予防を期するため」保険の適用外となります。

歯科の保険制度でも、歯石の除去や研磨など、必要最低限の部分は行えますので、とても優れた制度ではあります。重度の歯周病などのお口の病気をお持ちの方や、虫歯治療が必要な方など、治療を必要とする方には、保険診療の歯石取りを行います。

ですが、「保険診療には、ここまでが限界。」という枠がありますので、例えば、虫歯の治療で行っている銀歯は保険適用ですが、セラミックなどの白い人工物は保険適用外になります。これは「治す」と「きれいに治す」の間に線引きがあり、治療のクオリティをより高めたい。より見た目を改善したい。という場合は、自費診療という形になります。

保険診療と自費診療には、この様な違いがあるんですね。