こんにちは。瑞穂市のホワイトエッセンス吉田歯科医院です。
皆様、明けましておめでとうございます。
本年も、皆様の健康づくりと歯科医療の向上に専心して参ります。
何卒よろしくお願い申し上げます。
皆さんは、どの様なお正月を過ごされましたか?
お正月といえば、おせちやお雑煮などを召し上がったご家庭も多いのではないでしょうか?
お餅料理は、どれも美味しいですが、来院される患者様の中には「お餅は、歯にくっついて、歯の詰め物がとれそうだから避けている。」と、気にされていらっしゃる方がいます。
通常は、お餅を食べただけで、歯の詰め物が取れる事はありませんので、ご安心下さい。
しかし、様々な理由により、取れてしまう事があります。そんな時は、どうしたら良いのでしょう。
そこで今回は、歯の詰め物が取れてしまった時の対処法についてのお話です。
目次
<どうして詰め物が取れるの?>
①接着剤の劣化
②虫歯ができた
③歯が欠けてしまった
④噛み合わせや歯ぎしりなどによって、詰め物が浮いてくる
⑤もともと維持力の弱い形の詰め物
⑥詰め物の材質が弱い
など、様々な理由によって取れてしまう事があります。
<取れてしまった詰め物はどうしたら良い?>
お口や詰め物の状態によっては、そのまま再度装着できる場合があります。歯が黒くなっていても、虫歯とは限りません。取れた詰め物が無いと、作り直す可能性があり、その際、歯を再度削らなくてはいけません。出来るだけ削らずに済む方が歯にとっては良い事です。
もちろん、詰め物についた汚れや、接着剤も、歯科医院でキレイにさせていただきます。
また、戻せるかどうか分からなくても構いませんので、外れてしまった詰め物は、粉砕していなければ、保管しておいていただいて、受診時にお持ちください。大変参考になります。お電話でのご予約の際にも、「外れたものは保管してある」とおっしゃっていただけると、有難いです。
<取れた詰め物が無い!>
保管されていても、ティッシュに包んでおいて、ご家族が気付かずに捨ててしまったり、気付いたら取れていた、飲み込んでしまったなど、お手元に詰め物がない方もいらっしゃいます。
そういった場合は、歯科医院に予約される際や、受診時にお伝えくだされば大丈夫です。
ただ、飲み込んでしまったことを大変心配なさる方もいらっしゃいます。飲み込んでしまっても、誤飲といって、食道を通って、胃へ流れ込んでしまえば、数日から一週間程度で便として体の外へ排出される可能性が高いです。腹痛や、その他、体調に変化がなければ、特に問題ない場合が多いです
しかし、誤嚥といって、気管の方に入っていってしまうと、飲み込んだ詰め物は、確実に取らなくてはいけません。お口の中の菌が付着した詰め物が原因で、誤嚥性肺炎になる可能性があります。内科にて、全身麻酔で、内視鏡を用いた摘出手術になります。飲み込んだ際に咳き込んだり、喉に引っ掛かる感じや、苦しさを感じるなどの症状があれば、要注意ですので、至急かかりつけ医もしくは高次医療機関にご相談ください。
内科にて、胸部・腹部のレントゲンを撮ると、誤飲か誤嚥かを判別できますので、ご心配な方は、まず内科へご相談ください。
<取れた後の食事は、どうしたら良い?>
詰め物が取れた歯は、治療の際に削っており、歯が大変薄くなっています。そこで食事をすると、歯が欠けたり、割れたりする事があります。出来るだけ、詰め物が取れた方の歯では、噛まない様にして下さい。
また、取れた後の歯は、歯の内部が露出していて、虫歯になりやすいですし、冷たいもの、熱いものなどがしみたり、痛みを生じる事があります。
さらに取れたまま放置しておくと、詰め物を持ってきていただいても、戻せなくなったり、放置している間に、神経を痛めてしまったり、歯が欠けたり、歯が動いたり、割れたりしてしまう可能性があります。
特に症状が無くても、詰め物が取れてしまったら、出来るだけ早く受診してください。
<自分でつけるのは危険!>
時々、元に戻るからといって、ご自身で市販の接着剤で着けてしまわれる方がいらっしゃいます。
歯や詰め物の状態を把握せず、歯科用でない接着剤を使用して元に戻してしまうのは、歯や詰め物が悪くなってしまったり、虫歯や歯茎の炎症を引き起こす事にも繋がります。又、体にとって、安全とは言えません。おやめくださいませ。
ご自身で装着まではされなくても、元に戻るからと、ご自身で歯に戻して、そのまま受診時までお過ごしになる方もいらっしゃいますが、何かの拍子に、すぐ外れる可能性があり、お口の中を傷付けたり、飲み込んでしまう危険がありますので、こちらもご注意ください。
お口のトラブルは、急に起こると、ビックリされますよね。
どうしたら良いか、分からない事などがございましたら、お気軽にご相談下さい。
今年も、皆様のお口のケアや、健康づくりのお手伝いをさせて頂きます。
皆様にとって、幸多き一年になります様に。
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