なるべく削らない、痛くない治療を心がけています
今ある歯を大切に、歯を残す治療を行います
当院では、ご自身の歯を長く使って頂きたいと考えております。
「なるべく痛くしない、できる限り歯を削らず、神経を取らないこと」
を大切にしています。
歯を残すことへの想い
歯は、人間の体の中でも特に大切な部位です。
噛み合わせが悪くなると、食事を楽しむことが難しくなるだけでなく、全身のバランスに影響が及びます。
当院は「削らない・痛くしない・神経を取らない」という方針で、患者様の歯を少しでも長く使っていただけるように治療を行います。
小さなむし歯でも、やみくもに削ってしまうと歯質が大きく失われ、将来的にトラブルを起こしやすいです。
そのため、むし歯の進行度を慎重に判断し、必要最小限の範囲での治療を心がけています。
なぜ歯を残すのが大切なのか
- 歯を削らないほど、自然な噛み心地や歯の寿命を維持しやすくなります。
- 神経を残せば、歯がしみる感覚や噛んだ時の衝撃を細かく感じ取れるため、トラブルを早期に発見しやすくなります。
- 歯を抜いてしまうと、噛み合わせの崩れから顎関節や隣の歯に負担がかかり、二次的な問題が出やすいです。
当院のむし歯治療の特徴
1. デジタルX線機器で正確に状態を把握

従来のレントゲンよりも線量を抑えながら、明瞭な画像を確認できるデジタルX線機器を使用しています。
むし歯の深さや神経までの距離を正確に把握し、必要以上に歯を削らずに治療を進めます。
2. 電動ハンドピースを用いた精密な治療

電動ハンドピースを使うことで、一定の回転数と安定した切削力を保ち、歯質を削りすぎないように調整できます。
むし歯部分だけを丁寧に取り除き、健康な歯質を残すことを目指します。
3. コンポジットレジンを活用した処置

小さなむし歯には、コンポジットレジン(プラスチック系の白い詰め物)を用いることが多いです。
歯を大きく削る必要がなく、むし歯部分だけを除去してレジンを充填できるため、負担を軽減できます。
また、見た目が自然なので、前歯の小さなむし歯にも適しています。
治療の痛みを減らす工夫
みなさんが歯医者に対するイメージとして、 「痛い」「恐い」そのようにお考えではありませんか?
治療中の痛みを抑えるには、どこの歯科医院でも麻酔を使用します。
しかし、歯科の麻酔と聞くだけで「何だか痛そうだな」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
当院の院長は大学病院の口腔外科での勤務経験があり、
口腔外科分野で医学博士の学位も持つ、口腔外科に精通した歯科医師です。
解剖学の分野にも詳しく、痛みを少なくするポイントを見極めた麻酔注射を行っています。
怖がりさんへ シールタイプの表面麻酔
痛みを感じさせないための工夫をお伝えしましたが、 「それでもまだ不安だ」という方もいらっしゃるでしょう。
そのような歯科治療に強い恐怖心を抱いている方には、 さらに特別な麻酔をご用意しています。
それは「シールタイプの表面麻酔」です。
この麻酔は保険治療の範囲外となりますが、 ご希望がございましたらオプションにて対応できます。
| 治療名 | 表面麻酔(シールタイプ) |
| 治療の説明 | 麻酔薬の浸透したシールを歯ぐきに貼ることで、麻酔針を刺すときの痛みをほとんど感じないようにすることができます。 |
| 治療のリスクや副作用 | 麻酔薬にアレルギーのある方の使用はできかねます。自費診療のみでしか使用できません。 |
| 料金 | 1部位につき3,000円(税込3,300円) |
※ 自費診療です
できるだけ歯を削らない 神経を取らない治療
当院では患者さんの大切な歯をお守りするために、虫歯の状態をしっかりと見極め、大きな虫歯でも可能な限り歯を削らない、 神経を取らない治療を行っています。
中でも私たちが真摯に取り組んでいるのが、「ドッグスベストセメント」による治療。
この薬剤は、主に銅イオンで構成されており、 強い殺菌力を持っています。
その殺菌力で虫歯の原因となる細菌を殺菌していくのです。
ドッグスベストセメントを使えば、大きな虫歯の場合でも歯の神経を保護しながら治療を進めることができます。
そのため、通常なら神経を取る必要があるような大きな虫歯でも、神経を残せる可能性が高まります。
| 治療名 | ドックベストセメント治療 |
| 治療の説明 | 殺菌効果のあるドックベストセメントを虫歯部分に塗り、虫歯菌を死滅させる治療法。これにより神経を残せる可能性が高くなります。 |
| 治療のリスクや副作用 | 虫歯の状態、部位によっては十分な効果が出ない場合があります。詰めたセメントがはずれてしまう場合があります。 |
| 料金 | 1歯につき5,000円(税込5,500円) ※ 自費診療です |
虫歯治療の流れ

Step1:検査とカウンセリング
まずはデジタルX線撮影や口腔内の視診を行い、むし歯の深さや周囲組織の状態を確認します。
その後、患者様のお悩みやご要望を伺いながら、治療方針を一緒に考えていきます。
Step2:麻酔と虫歯部分の除去
痛みが強い場合や、治療範囲が広い場合は麻酔を使用します。
必要最低限の範囲を正確に削り、健康な部分を可能な限り残すように進めます。
Step3:ドックスベストセメントやレジン充填
大きなむし歯にはドックスベストセメントを、小さなむし歯にはコンポジットレジンを使うなど、部位や状態に合わせて材料を選択します。
被せ物が必要な場合でも、歯質を大きく失わないように配慮した手順で行います。
Step4:咬み合わせと最終調整
充填や被せ物の装着後は、噛み合わせのチェックを行い、過度な力が歯にかからないよう微調整します。
痛みや違和感が出ないよう、入念に確認します。
Step5:定期的なメンテナンス
治療が完了したあとも、歯の健康を長く保つには定期的なメンテナンスが欠かせません。
当院では予防歯科にも力を入れ、口腔内カメラやクリーニング機器を用いて、歯石やプラークの除去を行います。
日常の歯磨きだけでは落としきれない汚れを取り除くことで、むし歯や歯周病のリスクを大幅に下げられます。
よくある質問
Q1:保険診療と自費診療の違いは何ですか?
自費診療は制約が少なく、ドックスベストセメントのように保険が適用されない先進的な治療や、審美性の高い材料を扱えます。
患者様のご希望や歯の状態を考慮し、最適な治療法をご案内します。
Q2:電動ハンドピースと普通のハンドピースは違うのですか?
歯を削りすぎるリスクを抑えられ、短時間で効率よく処置が完了しやすいのが特徴です。
Q3:むし歯が痛くないのに、治療する必要はあるのですか?
症状が出ないうちに発見して早期治療を行えば、歯を大きく削らずに済む確率が上がります。
虫歯と無縁のお口にしましょう
当院では、ご自身の歯を守るために「削らない・痛くない・神経を取らない」を徹底しています。
デジタルX線機器や電動ハンドピース、ドックスベストセメントなど、多彩な手段を駆使しながら、一人ひとりのお口の状態に合わせた治療をご提案します。
「歯医者が怖い」「痛い思いをしたくない」という方でも、安心して通える環境を整えています。
虫歯の進行を最小限に抑え、ご自身の歯をできるだけ長く保つためにも、痛みを感じなくても定期的な検査とケアをおすすめします。
歯を大切にして、笑顔あふれる毎日を過ごしましょう。

