なぜ?宇宙飛行士は「虫歯」があると宇宙へ行けない理由

医院ブログ 2026年08月30日(日)

みなさん、こんにちは。瑞穂市のホワイトエッセンス吉田歯科医院です。

​突然ですがみなさんは、「宇宙飛行士になるには、虫歯があるとダメ」
そんな噂を聞いたことはありませんか?

実はこれ、都市伝説ではなく本当の話です。
どんなに優秀なパイロットや研究者であっても、お口の中に治療していない虫歯があると宇宙に行くことはできません。

​一体なぜ、たかが虫歯ひとつで宇宙に行けなくなってしまうのでしょうか?
その理由は、宇宙空間ならではの「特殊な環境」にあります。

現在、夏休み中のお子さまの中には、宇宙飛行士や宇宙への憧れを持ったり、さまざまな夢や希望に溢れていることと思います。

宇宙飛行士だけでなく、みなさんの生活の中でいうと、台風や飛行機での「歯の違和感」とも通じるお話ですので、よろしければ、ご一読ください。

瑞穂市 歯医者 気圧と歯の関係 吉田歯科医院

気圧の変化で歯が破裂する!?「気圧性歯痛」とは

ロケットに乗って宇宙へ飛び立つ際や、宇宙船の船内では、地上とは大きく気圧が変わります。

​歯の内部には「歯髄腔(しずいくう)」という神経や血管が通っている小さな部屋があります。
画像でいうと赤い部分です。

瑞穂市 歯医者 歯と気圧の関係 吉田歯科医院

健康な歯であれば、外の気圧が変わっても問題ありません。しかし、虫歯によってこの部屋の中に空気が溜まっていると、外の気圧が下がることで内部の空気が膨張し、神経を猛烈に圧迫してしまいます。
これが「気圧性歯痛(航空歯痛)」と呼ばれる現象です。

​その痛みは恐ろしく強烈で、時に「歯が爆発したかのような激痛」と例えられるほど。
宇宙ステーションという限られた空間でそんな激痛に襲われても、すぐに地上へ戻って治療を受けることはできません。

宇宙では「虫歯の治療」ができない

もうひとつの理由は、無重力空間での治療の難しさです。

✔ 削った粉塵や唾液が空中を舞い、機械の故障や感染の原因になる

​✔ 無重力下で精密な歯科治療を行うための器具や設備がない

​もし宇宙滞在中に虫歯が悪化して痛みが我慢できなくなれば、宇宙飛行士は任務を継続できなくなってしまいます。そのため、事前の訓練段階で徹底的な歯科検診が行われ、虫歯の治療はもちろん、古い詰め物の下の虫歯(二次虫歯)がないかまで細かくチェックされるのです。

実は地上でも起きている?台風や飛行機での「歯の違和感」

この「気圧の変化による歯の痛み」は、実は私たちの身近でも起こっています。

✔ 飛行機に乗って上空へ上がったとき

✔ 登山で標高が高い場所に行ったとき

✔ 台風が近づいて気圧が急激に下がったとき

​「なんだか歯がじんじん浮くような気がする」
「急に痛み出した」
という経験がある場合、自分では気づいていない小さな虫歯や、過去に治療した歯の内部に隙間ができている可能性があります。

瑞穂市 歯医者 気圧と歯の関係 吉田歯科医院

宇宙飛行士でなくても、お口のトラブルは予期せぬタイミング(旅行中や忙しい時期)に限って悪化しやすいものです。

​「最近歯医者に行っていないな」
「たまに歯が浮く感じがする」

という方は、ぜひ一度歯科医院での定期検診をお受けください。

瑞穂市 歯医者 気圧と歯の関係 吉田歯科医院

当院のご予約、お問い合わせはこちら
https://weydc.jp/contact/